潜伏

ヘラヘラ目の前の1日1日を剥がしていってもこうやって塗りつぶせない青色と赤色を見るとやっぱりね、パーカーに染み込んだ記憶が鼻腔に蘇ってくるその逆ベクトルで関係のない景色になっていくこれまで見ていたひとつひとつが、文字になって歌になって絵になって、世界に還元されるんですか、でも詩人じゃないし歌手でもないし画家でもない僕の底にはドロドロとしたものが溜まっていくばかり。こないだまでと違う色のゲボが足元の床をどんどん染めていきます